知育アドベントカレンダーの作り方《自作キットプレゼント》

知育アドベントカレンダーの作り方《自作キットプレゼント》 教育

アドベントカレンダーとは

「アドベントカレンダー」って知ってますか?

12月に入ったら、クリスマスへのカウントダウンをするように、毎日その日付の箱を開けていく、立体的なカレンダーです。中にはお菓子が入っており、子どもたちがワクワク目を輝かせながら蓋を開ける瞬間を、20回以上も眺めることができるのは、大人にとっても嬉しい文化です。

私も大人になるまで知りませんでしたが、ハロウィーンのように、最近では日本でも少しずつ浸透してきており、街では様々な商品を目にします。

毎日小さな絵本を貰えるような、知育系のアドベントカレンダーもなんかもあります。ただ、それだと非常に高価になってしまい、また本を毎日読むという作業が子どもには重く、タスクとなってしまい、気軽に楽しめなくなってしまうという側面もあるようです。

そう考えると、キャンディーやチョコのような小さな個包装のお菓子が入っているというのは、うまくバランスが取れており、世界中で親しまれているのも頷けます。

でも、せっかくなら、友達に自慢したくなるような体験で、子どもが一生忘れないような思い出を残してあげたくはないですか?

今回は、気軽にお菓子を楽しめるベーシックなアドベントカレンダーを自作しながら、ひと手間加えるだけで、知育やアクティブラーニング、感動やサプライズまでつながるような、アイディアをご紹介します。

自作知育アドベントカレンダープレゼント

この《自作知育アドベントカレンダーキット》は、しばらくの間、無料で配布しています。ご希望の方は、こちらのボタンからダウンロードしてください。

大切にしたポイント

なるべく費用がかからない(1,000円程度)

以前アドベントカレンダーを作った際、中に入れるお菓子の調達に苦労して、結果的にコストが膨らんでしまいました。なるべくバリエーションを増やしたいのでバラ売りが理想なのですが、一般的なスーパーではそこまで小さなお菓子は売っておらず、個包装がたくさん入っているような袋を買うと、結果的に余らせてしまいます。同じものばかり出てきても面白くないでしょうから。

そこで救世主となったのが、100円ショップでした。店にもよりますが、4個で100円のような買い方ができます。しかも、最近はアドベントカレンダーの自作用ボックスも売っています。今回使用したのも、100円ショップで売られていたものです。

自分で作る

一般的な市販のアドベントカレンダーでは得られない、自作のアドベントカレンダーの利点は「仕込む」ことができるという点です。発想で可能性は無限大。世界にひとつだけのアドベントカレンダー、世界にひとつだけの体験をつくることができます。

また、いまは気づかないかもしれませんが、自分に「手間をかけてくれた」という記憶は「大切にされていた」という実感となり、将来子どもの自己肯定感を支えてくれるでしょう。子どもの頃のクリスマスの記憶が、どれほどかけがえがなくて、自分の家族観に大きく影響しているか、目を閉じればわかってもらえるはずです。

学びにつながる

今回重視しているのは、子どもの学びを促すという点です。しかも、受け身で強制的な学習ではなく、能動的でアクティブな行動を伴う「生きた学び」を、このアドベントカレンダーを通して提供できればと考えました。好奇心に火をつけ、調べ、答えをみつけ、問題を解き、ミッションをクリアして、その先に嬉しい(美味しい)ことが待っているという一連の流れを、20回以上繰り返し体験する構成になっています。

そこで教えたかったのは、特定の知識ではなく、学ぶ姿勢です。好奇心を持ち、主体的に物事を調べ、新しいことを知っていく姿勢、その楽しさ、有意義さを感じてほしいです。それに、クリスマスやお菓子、そして家族の幸せな時間といった、強力にプラスな印象を関連づけることで、能動的な学びは、その子にとって確かな味方になります。アクティブラーニングをするのでも、アクティブラーニングをさせるのでもなく、アクティブラーニングを促す環境をつくりだすことを、狙いとしています。

なにより楽しい

知育でありがちなのは、あくまで「学び」が目的となり、それに気を取られるあまり、子どもが楽しめていないという状況です。たしかに、楽しみながら学べるというのは素晴らしいことですが、もしそれが楽しくなかったら本末転倒、まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。

学びが目的というより、思い切り楽しみ遊んだ結果としての「副産物」であるのが理想です。そのためには、大人も子どもの気持ちを忘れず、子どもと同じ目線に立ち、むしろ一緒に全力で楽しむくらいの姿勢が必要です。今回のアドベントカレンダーは、作っている大人自身もワクワク楽しめるものとなっています。だって心底楽しそうな子どもの顔を思い浮かべれば、そりゃこっちだって楽しいですし、可能ならもっともっと楽しませたく、驚かせたくなりますよね。

アドベントカレンダーを作ろう

今回作成したアドベントカレンダーはこちらです。そこまで大きくはありませんが、この中に「24個のお菓子」と「仕掛け」が入っています。

仮に仕掛けなしに、お菓子が入っているだけだとしても、考えただけでワクワクしますね。

海外では25日版のアドベントカレンダーもありますが、日本はほとんどが24日版なので、このキットも24日版を想定しています。

遊びを仕込む

クロスワードパズル

この自作アドベントカレンダーには、ずばり「クロスワードパズル」が組み込まれています。この画像のような答えになっており、最終日のさらなる仕掛けに向けて、すべてのカタカナを含むように配置されています。

クロスワードにした理由は、毎日ひとつずつ1〜24の扉を開けていくという仕様と、そこに問いを絡めたいという構想が、クロスワードと相性がよかったからです。

つまり、日付がそのまま、クロスワードの問題番号になります。1〜24の番号が割り振られた全24問のクイズを用意しているので、印刷後カットして、それぞれの日付に該当する番号のクイズ札を、各日付のボックスにお菓子と一緒に忍ばせてください。

毎日1問、解き進めていくと、最終日12月24日にはクロスワードが完成します。

クイズには、シンプルなものから、大人でも悩む難問まであります。これは「調べる」ことを前提としているからです。親に聞く、お兄ちゃんお姉ちゃんと取り組む、インターネットで調べる。そんな姿を想定しています。

「わからなければ、どうするのか」という能動的なアクションを引き出す狙いがあります。そのために、問いも可能な限り「好奇心をくすぐる」「より発展的な知識や調べに派生しやすい」聞き方を心がけています。

カスタマイズ要素

あたり

上の画像のように、いくつかを「あたり」としてもいいかもしれません。あたりの場合、その日付のスペースにはクイズ札だけを入れます。そして、たとえばカレンダーには入りきらないような、少し大きなサイズのお菓子が貰えるなどとすると、子どもも喜ぶでしょう。

私は、画像のような小袋のお菓子を「あたり」にしました。100円ショップでは、4つ連なったものが100円で売られており、様々な種類がありました。お子さんが好きなものを選んであげてください。

これを紙袋の中に入れて、両端をガムテープでとめます。

こうすると、簡易的なガチャ袋を作ることができます。普段は口が閉じていて中は見えませんが、両端を中央方向に押し込むと、口が開き、腕一本分くらいの隙間ができます。

ここから子どもは腕を入れて、好きなひとつを引きます。

ただ「あたり」とするだけでなく、いま子ども大人問わず、多くの人を惹きつけると話題の「ガチャ」の要素を入れてみました。

ガチャといえば、主にゲームや商品などで、ネガティブな暗いニュースを多く耳にしますが、それだけ威力は凄まじく、その求心力は確かということです。ならば、その強力な衝動をポジティブに、特に教育的に活かせれば、大きな可能性があるのではないか。そう考えています。

今回選んだ小袋お菓子は、この「あたりガチャ」をするならうってつけです。サイズやコスト面で適度だっただけでなく、あたりとして少なすぎず、それでいて多すぎでもない、ちょうどいいグレード感や、なにより手で触っただけでは、どれもほぼ同じという点も、嬉しいポイントでした。

あたりの数は、24日間のうち4〜5日くらいが、ちょうどいいと感じます。

はずれ

お子さんの年齢にもよりますが、いくつか「はずれ」を用意しておくと、ゲーム性が増します。

今回この企画では「アドベントカレンダー」と「アドベンチャーマップ」を組み合わせていますが、これはアドベントカレンダーという文化の、一種のゲーミフィケーションと捉えて取り組みました。

ガチャの話と通じるところがありますが、ゲームというのも子どもを突き動かす魅力を秘めています。その利点や要素を他分野でうまく取り入れ、なにかプラスの効果をもたらそうというのが、ゲーミフィケーションです。私たちは、教育のゲーミフィケーションに注目しています。

ちなみに、うちの「はずれ」はこちらです。

もし「はずれ」を設置する場合は、お子さんの好みや、はずれを開けた瞬間の顔を想像しながら、選んであげてください。また逆に、はずれの前後の日は、なかでも喜びそうなものを入れておいてあげましょう。

クリスマス当日の仕上げ

宝探し

さて、いよいよ24日にクロスワード(アドベンチャーマップ)が完成すると思いますので、最後の仕上げです。

24日のクイズ札は、以下のようになっています。

点線より下は、ご自身でご記入いただく部分です。一般的なクロスワードと同様、この枠ひとつひとつにカタカナが入ることで、任意の言葉ができあがります。

最初にお見せした、クロスワード答えシート(ANS2025)はお手元に保管していただきますが、こちらのクロスワードパズルシート(MAP2025)は、初日(12月1日)にお子さんから「アイラブユー」と言われると思うので、そうしたら渡してあげてください。

その際、事前にクロスワードパズルシート(MAP2025)の、使いたいカタカナの枠の右下あたりに、アルファベットを記入しておきます。

「ヲ」と濁点・半濁点を除く、すべてのカタカナが含まれるようにしてあるので、どんな文字列でもつくれるはずです。一部含まれている濁点・半濁点に関しては、そのまま活かして使ってもOKです。

上2つの画像の赤い部分が、ご自身でご記入いただくところです。実際は赤でなくても構いません。黒など、お好きな色で書いてください。

これで、クロスワードに文字が埋まっていくことで、子どもが任意の言葉(メッセージ)に辿り着くようになります。

上2つの画像と、クロスワード答えシート(ANS2025)を照らし合わせてみてください。すると、24日のクイズ札が示す言葉(メッセージ)が、見えてくると思います。

この画像の例では「ベツドノシタ(ベッドの下)」です。

ここでは、お家のなかの、どこか特定の場所を指し示してあげてください。普段子どもが近づかないような場所がいいでしょう。

クロスワードのアドベンチャーマップは、さながら宝の地図のようで、子どもはまるで宝の暗号を解いたかのように、嬉々としてその場所へ向かうはずです。

そこには、なにか「お宝」を置いてあげましょう。

余ったお菓子を詰め込んだ袋でもいいでしょう。24日なので、サンタさんからのプレゼントを置いておいてあげても、素敵かもしれません。

「アドベントカレンダーは、サンタさんからの挑戦状だったのかな?」なんて、自力でプレゼントに到達するクエストを演出してあげても、面白いかもしれません。

25日にしたい場合は、24日のクイズ札を点線部でカットして、下の部分を25日に渡してあげればいいでしょう。

その際、24日には「明日なにか起こるかも。念のため、完成したマップ(クロスワード)はとっておこう」そして25日には「こんなカードが届いてたよ!」と言って、点線下の部分を渡してあげれば、自然な流れを保てるはずです。

おわりに

いかがでしたか?

ちなみに、今回自作してかかった費用は1,298円でした。

そのなかで、クロスワードパズル×ガチャ×宝探し×サプライズと、盛りだくさんのアドベントカレンダーを作ることができたので、いまから楽しみです。

今年は、お菓子大好きなメンバーあいさんに、童心にかえって実際にこのアドベントカレンダーを楽しんでもらおうと思います。その様子もレビューするので、ぜひご覧になってください。

以前にもアドベントカレンダーを自作したことはあり、大変好評だったのですが、手間がかかるためもう作ることはないと思っていました。今回、周囲から押されるかたちで作ることを決めましたが、それが11月も終盤、数日前でした。

そこからいろいろと考えているうちに、どうせなら、より多くの人が、あまり手間をかけず簡単に「自作知育アドベントカレンダー」を作れるようなキットにできれば、より多くのご家庭や子どもたちと、この楽しさを共有できるのではないかと思うに至り、こうして急遽記事にしています。

そのため、こんなギリギリになってしまいましたが、このキット自体は2025年限定の内容というわけではないので、ぜひどこかの年に、ぜひ自作知育アドベントカレンダーで楽しんでみてください。

もし気が向けば、来年も新しいバージョンを作るかもしれません。その時は、なるべく余裕をもってご共有しますね。

ご質問やご要望、またご感想など、なんでも大歓迎です。

みなさんのクリスマスが、今年も素敵な思い出になることを願っています。

教育

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